昼過ぎにテレビで、オリンピックのカーリングを見ました。たまたまチャンネルを変えたらやっていたまでなのですが。
対イギリス選。技巧派同士の対決で、日本のカーリング史上に残る大激戦だと、解説者は興奮。アナウンサーともども、立場を忘れて金切り声を上げて応援していました。2008年夏の北京オリンピック、ソフトボールの中継で宇津木妙子元監督が我を忘れて叫んでいたのを彷彿とさせる状況でした。
確かにおもしろかった。地味で静かなスポーツなのに、見ている方も頭を使ったり、体に力が入ったりで、疲労感さえ残るほどでした。
第9エンドの最後で、日本が二つの石をパコーンと弾き飛ばし、一挙5点を獲得してイギリスを屈服させたのは、実にダイナミックでした。
これで1次リーグ戦は2勝2敗。で、それでどうなの? 決勝進出できるの? 素朴なシロートの疑問がわきましたが、テレビは詳しく言ってくれません。で、ネットで調べてみたら、まだまだ…
22日(02:00)ロシア(世界ランク8位)
22日(12:00)ドイツ(11位)
23日(07:00)スイス(3位)
24日(02:00)スウェーデン(2位、トリノ五輪覇者)
24日(12:00)デンマーク(5位)
という対戦が待ち構えているのでした。やれやれ、タフな競技ですねえ。これらにほとんど勝って、ようやく準決勝にたどりつけるらしい。キビシイ世界です。ちなみに日本は世界ランク9位。
ところで、日本選手は「チーム青森」だそうです。なんだけど、目黒萌絵さん、本橋麻里さん、近江谷杏菜さん、石崎琴美さん、みんな北海道出身。今回補欠の山浦麻葉さんも長野県出身で、青森出身の人は皆無。なんだか看板に偽りあり、みたいな。モンゴル勢が活躍する日本の「国技」のような…。