利根川というのは、天然ウナギの名産地でもあります。しかし、天然ものはここでも近年減少の一途だとか。
きょう、下流の千葉県銚子市や東上町で、種ウナギの放流があったそうです。10〜30センチのもので、放流後は上流の霞ケ浦などで育ち、5、6年たつと産卵のため海へ下るのだそうです。
以前も触れましたが、この下りウナギというのが美味いんだよなあ。
きのう夕、テレ朝の「ラッシャー板前の便利屋大将」で、利根川の下りウナギ漁をやってました。漁といっても今では細々としたものです。船の上から、川底をフォークのような金具でさらうようにして、泥の中にひそむウナギを引っかけるのです。
水底は濁って見えません。漁師の経験と勘だけが頼り。ラッシャー板前氏もチャレンジしていましたが、かかるのはゴミや水草ばかりでした。この日とれたのは3匹。この貴重な中から1匹を、ラッシャー氏が料理屋「
うなせん」に持ち込んでさばいてもらう、という趣向でした。
漁協では、天然ウナギを白焼きにして真空パックし、注文に応じて発送もしているそうです。これを頼むという手もあるなあ…。でも現地で酒など飲みながら、焼きたてを食べる、というのが一番でしょうね。
この漁で出てきた金具ですが、ウナギ鎌といって、なかなか渋い曲線をしているんですよ。
このサイトに漁の様子が詳しく載ってます。