読売新聞によりますとー
「東急7駅ホーム過傾斜、車いす転落のおそれ」
東京都大田区の東急東横線多摩川駅で今月13日、川崎市の女性(81)が乗った車いすがホームから線路に転落し、女性が死亡した事故を受け、東急電鉄が緊急調査を行った結果、別の七つの駅でも、ホームの傾斜が原因で車いすが線路に転落するおそれがあることが分かった。
同社は、これらの7駅についてガードマンを配置し、11月末までに転落防止柵を設置する。
同社によると、転落の危険があるのは、東横線の新丸子、中目黒、自由が丘、武蔵小杉と田園都市線の渋谷、鷺沼、長津田の各駅。多摩川駅では2年前にも、車いすの女性がホームに転落し重傷を負う事故があったが、多摩川駅以外では傾斜による車いすの転落事故はなかったとしている。
同社は今回の事故を受け、ホームにエレベーターがあり、柵などの転落防止策をとっていない54駅を調査。多摩川駅の事故現場はホームから線路への傾斜が1メートル当たり2.5センチだったことから、1メートル当たり2センチ以上の傾斜がある場所を調べた。
その結果、エレベーター設置場所とホームの段差をなくすなどの目的で7駅のホームに1メートル当たり2センチ以上の傾斜がつけられていたことがわかったという。
(2009年9月26日14時38分 読売新聞)