日経新聞の土曜版「NIKKEIプラス1」(12月8日付)に、「レジャー派」向けスキー場のランキングというのが載っていました。紹介すると……
1
苗場(新潟県)
日帰りセンターが誕生し休憩施設が拡充、ファミリーに優しいリゾートに。コースは中上級向けも多い。
2
ニセコグラン・ヒラフ(北海道)
初級者も上級者も満足できる表情豊かな斜面と軽い雪。正面の羊蹄山も絶景。外国人客で飲食街にも活気。
3
野沢温泉(長野県)
景色のいい上部に初心者にうれしい緩斜面。ぬくもりある老舗温泉宿がそろい、風情がある。
4
安比高原(岩手県)
滑りやすいロングコース。周辺に温泉も点在し、スキー場直結のホテル以外にもペンションや民宿がある。
5
たざわ湖(秋田県)
美しい田沢湖を見ながら広い斜面を滑る開放感は格別。秘湯ムード漂う温泉地には老舗も庶民派もそろう。
6
白馬五竜(長野県)
予約できる仮眠ベッド、レンタルルームなど便利なサービス。上部でつながるHakuba47とリフト券共通。
7
ルスツ(北海道)
三つの山からなる広大な敷地に豊富なロングコース。買い物も楽しめる巨大施設。今年から風呂が温泉に。
8
サホロ(北海道)
欧州的バカンスを味わえるクラブメッドか、落ち着きあるサホロリゾートホテルに泊まって上質の旅を。
9
アルツ磐梯(福島県)
一口食べて不満ならお金が戻る「味保証カレー」が名物。駐車場やレストランなどの事前予約もできる。
10
ブランシュたかやま(長野県)
スキー専用。子ども向けの施設やスクールが手厚く、食事もおいしい。上部の中級向け斜面は丁寧な圧雪。
10
志賀高原焼額山(長野県)
林間コースの静寂さ、雄大な景色が心地よく、洗練された雰囲気。適度に変化するロングコースも快適。
これらは「年に1回、または十年ぶりに雪山に行くような、レジャー派の初・中級者に快適な環境を整えているおすすめのスキー場」という定義で選んだもの。斜面の滑り応え以上にサービス面を重視したそうです。
ベスト10にははいっていませんが、
たんばら(群馬県) 初心者向けメニューが充実
奥志賀高原(長野県) スキー限定、「大人のリゾート」の雰囲気
めいほう(岐阜県)
ユートピアサイオト(広島県)
などもお薦めだそうです。
スキー愛好家の方は、上記のスキー場はすべて行ったという人も多いのではないでしょうか。私は、スキー場をあちこち巡り歩くタイプではなく、1ヶ所に何度も通うタイプなので、スキー歴が長いわりには、行ったことのあるスキー場は少ない方です。上記ベスト10の中では、野沢温泉、安比、たざわ湖、五竜、ルスツ、サホロぐらいです。
東京近辺のスキーヤーならほとんどの人が訪れているのでは、と思われる苗場にも行ったことがありません。バブル時代には猫も杓子も行きたがるようなところだったので、あえて背を向けてきたのです。そもそも人の多いところは嫌なので、ショボくてもすいているスキー場が好きです。そういう意味では、札幌の「藤野 小鳥の森スキー場」などは白眉かもしれません。今はすでに休業してしまっているようですが。それはさておき苗場は、けして悪いスキー場ではないそうなので、いつか行ってみたいとは思っています。
私のお薦めスキー場は、
八方尾根かな。ただし「レジャー派」とはいい難いかも。「野生派」「自然派」の部類になるかもしれません。でも、急斜面ばかりではありません。広い緩斜面の咲花ゲレンデもあるし、歴史や個性のある宿もたくさんあって、「レジャー派」にも幅広い楽しみ方ができますよ。難点は、設備の充実した大型スキーセンターとか、中心になるような大型ホテルとかが無いことでしょうか。そのため、落ち着いて楽しむには、自分の基地になるような、お気に入りの宿を見つけておく必要があります。