井筒ワイン(長野県塩尻市)の「生(き)ぶどう酒 コンコード 2006」。栓のところに金属の止め具がついていて面白いですね。
桔梗ヶ原で穫れたコンコード種を使用。ろ過していないので、やや濁っています。酸化防止剤や保存料などは無添加。ラベルの端に瓶詰日が書かれています。これは11月8日。瓶詰めされた段階から二次発酵が始まっているので、栓を開けるとボンと音がします。ってことは、これに砂糖を加えて寝かしておけば、春ごろにはスパークリングワインになっているってことかな……。
コンコードなので、どうしてもブドウジュースのような味と香り。初めのうちは「うえっ」となるのですが、慣れてくると、非常に丁寧につくられたバランスの良い味だということがわかります。キノコを使った料理に合いそうです。
とはいっても、やや甘口なこともあり、私はあまり沢山は飲めません。普段は調子に乗るとボトル1本以上いってしまうことが多いのですが、この日は半分で止まってしまいました。しかし、素直な豊かなアルコール感もあり、好感の持てる酒です。この独特な味わいを生かして、酒精強化酒をつくったら面白いかも。1550円。