先日、銀座のクロ・ド・ミャンに行きました。後輩らは何回か行っているらしいのですが、私は初めてです。何度か、急に思い立って当日に電話を入れたことがあったのですが、いつも満席でだめでした。
店は、意外に狭かった。20席ぐらいかなあ。それに対してスタッフが4人もいる。大繁盛している証拠ですよねえ。内装は街角の何でもない喫茶店みたい。台所でメシを食わされてるみたいでもあるが、かえってうれしい。そんな親しみやすい雰囲気の中で、美味しくて量的にも充実した料理を出すのだから、意外性もあり、女性を中心に人気を呼ぶのでしょう。
写真のシャンパーニュは、ミシェル・マイヤールのブリュット・ロゼ。瓶をぱっと見たところ、酒の色は濃い目だしエチケットも地味で単純なので、「いったい何??」と思いました。しかしよく見ると、ちゃんとCHAMPAGNEと書いてあります。モンターニュ・ド・ランス地区のエキュイル村の生産者です。味は見かけとは裏腹に、変な癖はなく大変洗練されています。樽香がやや強く、こってり目の料理にも十分合います。
料理は商品として完成度が高く、これを維持できるなら、さらに店舗数を展開してもまだまだ成功するでしょう。パンもすごくおいしいんだよ。
気軽でおいしい、まさにビストロ的なこういう店こそ、ふらっと予約なしで立ち寄りたいのですが、如何せん大概満席なのが個人的にはクヤシイですね。