久しぶりにオーストリーのワインです。先日、
ジュリアーノで「お薦め」だったので飲みました。
F.X.PichlerのRIESLING SMARAGD LOIBNER BERG(リースリング スマラクト ロイブナー・ベルク) 2002 です。リースリングでもこういう深みのあるワインがあるのですね。香りの群れの底部に、草いきれのような自然な香りがします。肥やし、腐葉土のにおいもわずかにあり、その先にビニールのような複合香を感じます。こうしつこく書くと随分濃い味のように思われるかもしれませんが、実際はすっきりしています。オーストリー白ワインにも、こういう深い世界が広がっているのかと、思いを新たにさせられました。
この醸造所のグリューナー・フェルトリーナー種のワインは市価1万円以上するそうです。同醸造所のホームページのデザインいいですね。古いノートをモチーフに、大変シンプルで。